天才のたね

「ソトカサ~あそびのがっこう~」での子ども達のつぶやき

「ソトカサ~あそびのがっこう~」とは

▶︎ ソトカサ(soto casa)とは・・・
ホッと一息ついて元気になれる、外(野外)にいても家にいるように心自由でいられる、安心できる場所を作っていきます。

▶︎ あそびのがっこうとは・・・
自然に触れながら、人と関わり合い、自分らしく振る舞い、しっかり遊んで楽しく学ぶ、特別な時間です。

3月 1回目 雨のため公民館で開催

4月 2回目 雨のためソトカサは中止、外でのお茶会を開催

5月 3回目 晴れ! ソトカサ開催

6月 4回目 曇りのち雨 ソトカサ開催

7月 5回目 くもりときどき雨 ソトカサ開催 

マルチツールのナイフで有名なビクトリノックスの協力を頂き、

ビクトリノックスのナイフを使ってワーク

毎月1回ずつ、キャンプインストラクターの上條隊長と

ボランティアスタッフに小川君、らいち君、斉藤さんなどが加わって、

イケメンメンバーズで開催しています。

左から 上條隊長 らいち君 わたし、小川君、柴田君(いつもだと斉藤さん)
 イケメン度高し!

次回は、素敵な看護士さんや保育士さんにも

ボランティアとしてご参加いただき、

自然体験の場での小さなお子様達の安全面でのサポートをご支援いただきます。

心に残る子ども達のつぶやき集

今までを振り返って、心に残る子ども達のつぶやき集~♪

3歳 「え!?あれ、あれ、あれ、あれ、あれれ~~~~」

お茶をわかすために、麻ひもをほぐし、火だねの元をつくっていたときのことです。

麻ひもがほぐれた時瞬間、

「え?!あれ、あれ、あれ、あれ、あれ~~~~~」

と、目を丸くして驚きの声をあげる子どもの様子に触れて

これぞ「センス・オブ・ワンダー」だと思いました。

「センス・オブ・ワンダー」とは、

神秘さや不思議さに目を見張る感性のことです。

環境教育のバイブルとも称される

「センス・オブ・ワンダー」には下記のように書かれています。

「わたしは、こどもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではないと固く信じています。子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子としたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激思いやり、哀れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識は、しっかり身につきます。消化する能力がまだそなわっていない子どもに、事実をうのみにさせるよりも、むしろ子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうがどんなにたいせつであるかわかりません。」

  レイチェル・カーソン著 上遠恵子訳 「センス・オブ・ワンダー」より

驚きの声を上げた男の子は火を起こし、息をふくと、

火が燃えることに目を見張り、夢中になっていました。

実は、この時の彼は、火との距離感がまだつかめておらず、

火に近づきすぎて危ない場面もありました。

そこで、近くの大人が手で制したり、

彼の様子をじっと見守ったりして安全を図りました。

その彼の2ヶ月後の6月の様子

火から距離をとって、番をするようになりました。

そして、人が反対側にいないことを確認して、

息をふきかけるようになっていました。

小1・小5「ここには何もない」「やることがなくて暇だ」

「母さんに連れてこられた」 

とても不機嫌な様子で登場した2人のスタート時の様子 

一人は漫画を読み、一人はしかめっつら

その4時間後の様子

雑木林に落ちていた竹とペットボトルを使って、知恵と工夫で遊びを創りだしました。

異学年の子ども達が声をかけ合って、一緒に遊んでいます。

何にもない世界から、遊び心によって、何でもある世界に変身です。

3歳 「父ちゃん、すごーーーーーーーーーい」

空き缶でご飯を炊くために、

種火を大きな火に育てていた時のことです。

この空き缶が、後にお米を炊くためのかまどに変身する

小さな種火から育てるには、空気の通り道を考えながら

燃料(小枝や牛乳パック)をくべる必要があります。

着火剤やチャッカマンを使ったらアッという間でも、

最少の限りある物で火を起こすとなると知恵と工夫が試されます。

それは、まさに生きる力、そうそう簡単にはできません。

そして、大人が真剣に試行錯誤をしていると、

子ども達もその様子を見て、

小枝や葉っぱを拾ってきて

火お起こしのお手伝いをするようになる不思議。

あるご家族のお父さんが、

種火を大きな火にした瞬間のことです!

3歳の息子さんが

「父ちゃん、すごーーーーーーーーーい」と声を上げ、

「父ちゃんが火をつけた!」「父ちゃんが火をつけた!」と、

飛行機のように旋回しながら走ってみんなに言ってまわりました。

この瞬間、息子の心に

ぼくの父ちゃんはヒーローだ!

という想いが宿ったことでしょう。

それから1ヶ月後のソトカサ

家族3人のご飯のための火を起こす父ちゃんから、

ソトカサみんなのご飯を作るための火を起こす父ちゃんへ。

(注 こちらの父ちゃんは先の父ちゃんとは別の方です)

何かあったときに、身の回りにある最少の物で火を起こし、

食べ物を女性に確保出来る男性って、ほんっとにかっこいいです!

7月開催のソトカサでも、

ご参加いただいたご家族の「父ちゃん」が火を大きくした瞬間に、

離れたところにいた息子さんが目を大きく見開いて

「父ちゃーーーーーーーーーーん!火ーーーー」と、

尊敬の眼差しでかけよっていく姿を見ました。

13歳、12歳、9歳 「いけ、がんばれ、あと少しだ!」

初めて火お起こしに挑戦した4人組!なかなか火がつきません。

初めまして!の子も参加していて、最初は互いに距離がありました。

しかし、誰かが声を発したら、、、、、

「いけ、がんばれ」と励まし合うようになりました。

火がつくまで約50分間ずっと、声をかけ合います。

その後、火がついても、、、、、、

なかなか火を育てることができません。

「そういえば、キャンプで木を組んだら火が燃え始めた」

と一人の男子が思いつくと

「そうだ!木を組むんだ!」と一人が木を組み始め、

限りある燃料が少なくなると

「木を拾いにいく!だれか一緒に来てくれ」と協力を求め、

「わかった!俺も行く!」

「火はまかせろ、木を頼んだぞ!」

4人チームのやりとりを聞いていた学生ボランティアスタッフが、

「あの場面、すごく温かな気持ちになった」

と1日の振り返りの時間に一番の思い出として言っていました。

最後に

「星の王子様」の著者サン=デクジュペリは、

「愛とはお互いを見つめ合うことではなく、

ともに同じ方向を見つめることである。」

と言っています。

火を起こす

火を育てる

火を見つめながら、

悔しい気持ちも嬉しい気持ちも共有する時間は、

実は、心のねっこ、自尊感情が育まれる時間でもあるのです。

関連記事 基本的自尊感情とは、自分を大切に思う気持ち

心がポキリと折れそうになる危うい子ども達にも出会ったからこそ

わたしは、心のねっこを育む場の大切さを知っています。

関連記事 危うさを抱える「頑張り屋のいい子」~Sbタイプの子ども達~

番外編 大人たちのつぶやき

・なるべく外では気をつかって

本音を言わないようにしているんですけど、

ここにいると解放されちゃうからか

本音をついついしゃべってしまって、

何か失礼なこと言ってませんか?大丈夫ですかね。

・見守るってこうゆうことだったんだぁ。

・(男の子も女の子も火を起こすことに夢中になる姿に触れて)

子どもの方が大人よりずっと諦めないのですね。

・ここにいると、大人が子どもに戻り子どもが大人に成長する!

・何にもないけど、何でもある場所だ!

「ソトカサ~あそびのがっこう~」

8月11日、9月16日開催予定です。

写真・デザイン 上條隊長

ABOUT ME
ペンギン先生
ペンギン先生(たかはし あやお) 愛知県在住。元小学校教員。講師。(近い未来)作家。 学級崩壊のクラスを受け持ち、「面倒くさいし」「やりたくないし」「出来ないし」という子ども集団を目の前にして、「何とかしたい」「道を拓きたい」と懸命に試みていたあの頃の私を思い出しながら書いています。 自己肯定感の低い子ども達や家族の心の闇に直面し、「子ども達一人ひとりに、必ず1つは『天才のたね』がある!」「温かな家族のようなクラスにしたい!」という想いを心の灯火に、試行錯誤しながらも課題に1つ1つ取り組み、全国平均76%よりも低かった子ども達の自己肯定感が担任していたクラスでは97%へと向上しました。 このブログを通じて、子供達の可能性を信じる気持ちが波紋のように大人たちに広がることを願っています。

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