天才のたね

不機嫌な人や怒ってばかりいる人の本音

ネガティブな感情の中にある宝物

ネガティブな感情の向き合い方や

ネガティブな感情をばらまく人への対応を知っているかどうかで

日々の幸福度が変わるかもという出来事が最近あったので、

今回は、ネガティブな感情をばらまく人への対応についてシェアします。

わたしは以前、職場で自分の近くに座っていた方が常に機嫌が悪く、

よく「頭にくる」「あいつは許さない!」などと怒って言うたびに

「あれ、今怒っているのはわたしのせいかな」

「わたしが何か悪いことをしたのかな」

と思いがちになることが

わたしの精神衛生上よくなかったことから、

不機嫌な人やよく怒ってばかりいる人って

なぜそうなんだろうと探求していたことがあります。

ちなみにネガティブな感情についても探求していた時期があって、

探求した結果、密かに、

ネガティブな感情の奥には人生の鍵となるような気づきがあるので、

ネガティブな感情には宝物が隠れているよ説を唱えています。

だから、身近にいる大切な人達から

ネガティブな感情を伴う打ち明け話を聴いた時には、

「その奥にこんな宝物が隠されているんだよ、、、」

とこっそり伝えていました。

今年春来日したハーバード大タル・ベン・シャハー博士も

「幸せになるには逆説的ながら、つらい感情もありのままに認めること」

と言っています。

「つらい感情もありのままに認める」ことで宝物を発見して

モノの見方・捉え方が変わり、人生に変化を起こす方々に出会ってきました。

一方「つらい感情をありのままに認めない」ことで

誰かを非難したり攻撃したりする方々にも出会ってきました。

ネガティブな感情をばらまかれた時に

さて、今回は、クレームにあった方のお話しです。

クレームにあった方は、

状況判断に優れている方に間に入ってもらいました。

その方がクレームを言っている側の言い分を聞いて、

判断したことは

・クレームを言っている側に根拠はない

・それまでの対応として何も間違ったことはしていない

ということでした。

それにもかかわらず

クレームを言われた側、

つまりわたしに話を打ち明けてくれた方は

「いつ謝りに行ったらいいだろうか。」

という思いでいっぱいになっていました。

わたしは、その方から打ち明けられた時に

「クレームを言っている側に根拠はない、

 対応として何も間違ったことはしていないと言われているのに

 『いつ謝りに行ったらいいだろうか』とばかり思っているのは、

『相手が怒ったら謝る』という思い込みが

あなたの中にあるからではないですか。

いったいあなたにどんな非があると認めて謝るのですか。

もしかして、身近な人の中にあなたをガミガミと叱る人がいて

とりあえず謝っておけばおさまるということが

その人との関係性でよくあったのですか。」

とその方に問うと、

「あ!小さな頃、ひとまず謝っておけばこの場がおさまるし

逃れられると思っていたことはある。

ともかく怒る声をきくと、

頭の中が真っ白になって何も話ができなくなる。」

と言ったので、

「不機嫌な人や怒ってばかりいる人がなぜそうするかを

あなたは知っていますか。」

と聞くと

「やっぱり自分が悪いことをしたからかな。」

と応えたのです。その方は、

「目の前に怒っている人がいるということは

自分が悪いことをしたのだ」という

思い込みから離れられないでいました。そこで、

「自分が悪いことをしたというのは、本当のことでしょうか。

お話しを聞く限り、あなたは誠実に対応しています。

それにも関わらず、

相手が不機嫌でいたり、怒っていたりするというのは、

そこにその人の本音が隠されていますよ。


どんな本音かというと、あなたのように

あれ、何か悪いことをしたのかなと思わせて

相手を自分の思うようにしたい

コントロールしたいという本音です。

不機嫌でいること、怒ることで

その人はあなたをコントロールしているのです。」

と伝えると、

その方は、はっとした顔になり

「その通りだ。自分を見失っていた。」

とつぶやきました。

そこでわたしは、

目の前で怒る人がいるとつい謝ってしまうという

それまでのパターンを変えるための

小さな行動を1つ決めてもらいました。

すると、

「今、振り返ってみると、

ずいぶん自分を見失っていた。

それまで誠心誠意対応したのは事実で、

次会う時もそうするつもりだが、

相手がどう思うか、どうするかは

相手が決めることだからそれでいい。」

と、晴れ晴れとした表情になっていました。

本来のパワーを取り戻したのです。

不機嫌な人や怒ってばかりいる人の本音

不機嫌な人や怒ってばかりいる人には、

そうすることで相手を不安にさせ、

意志の力を奪い、

相手をコントロールしたいという

本音が隠されていることがあります。

対応策

課題の分離:バシッと境界線を引き

落ちついた気持ちでいること。

自分らしくあること。

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ペンギン先生
ペンギン先生 愛知県在住。元小学校教員。 学級崩壊のクラスを受け持ち、「面倒くさいし」「やりたくないし」「出来ないし」という子ども集団を目の前にして、「何とかしたい」「道を拓きたい」と懸命に試みていたあの頃の私を思い出しながら書いています。 自己肯定感の低い子ども達や家族の心の闇に直面し、「子ども達一人ひとりに、必ず1つは『天才のたね』がある!」「温かな家族のようなクラスにしたい!」という想いを心の灯火に、試行錯誤しながらも課題に1つ1つ取り組み、全国平均76%よりも低かった子ども達の自己肯定感が担任していたクラスでは97%へと向上しました。 このブログを通じて、子供達の可能性を信じる気持ちが波紋のように大人たちに広がることを願っています。

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