頭からけむりもくもく

3年生2学期 算数の授業中でのエピソード

分数の引き算で

私の「なぜかな~」の問いに

子ども達が頭から、けむりが出そうなくらい考え始めた。

それでも納得した考え方に辿りつかないから

 

「そろそろ先生登場かな?」

と、言った瞬間

 

「先生、答えを言っちゃダメ!」

「ダメだよ、僕たち考えたいんだ」

「先生は教えちゃダメ」

と、子ども達が口々に私に待ったをかけたのだ。

 

分からない事が悔しくって

ナミダが出ちゃった女の子が考えに考えて

最後に言った意見に、みんなが

「お~」と、納得し

大きな拍手で授業が終わった。

私はニコニコと見守っていただけ

私の予想を超えた子ども達の意見や考え

夢中になって話し合う姿が本当に面白い!

 

子ども達の「天才のたね」

芽が出て、育って、やがては大きな木に育つ

 

頭は、葉っぱやお花や木の実

身体は、みき

心は、土の下に隠れている根っこ

 

目には見えない心が育って

知識が身体と体験を通して

智恵という葉っぱやお花や木の実になっていく

 

自分の頭からもくもくする程考えるから

やがて智恵という実になるんだね。

 

1人1人の「天才のたね」

その子らしく育つといいな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

photo by Emmy

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ABOUT US

ペンギン先生(たかはし あやお) 岐阜大学教育学部を卒業。 ポルトガル語の通訳として南米出身労働者の生活・労働相談に 約10年間携わり、その日々を通して「寄り添うことの大切さ」を学ぶ。 その後、日本語指導員として公立の小中学校を巡回指導していた時に、 外国人労働者の子ども達の殆どが進学を諦めるという現実を知り、 「国籍や家庭環境に関係なく、才能が開花する方法がきっとある」 という想いから小学校の教員に転職する。 最初は学力向上に力を注ぐが、 学級崩壊を体験したクラス担任に抜擢された時に、 不安感が高く、自己肯定感の低い子ども達や家族の心の闇に直面し、 試行錯誤しながらも課題に1つ1つ取り組み、クラスを立て直す。 これらの経験を通して、安心・安全な環境作りの 独自の手法を体系化し、翌年、学校全体に共有化すと、 全国平均76%よりも低かった子ども達の自己肯定感が、 学校全体で86%、担任していたクラスでは97%へと向上する。 また、発達障がいや外国籍児童、生活困窮家庭を背景とする 児童が多くクラスに在籍する中で、 安心感の高いクラスとして心理学(選択理論)の論文の研究対象となり、心理学(選択理論)の大学院教授からは「奇跡のクラス」と称される。 子どもたちと共に過ごした日々を通して、 思いやりと優しさは生まれもってみんなに備わっており、 「天才のたね」も一人ひとりの中に必ずあること、 天才のたねは思いやりや優しさを通して開花することを学ぶ。