天才のたね

10年後の食卓~スローライフ~

鈴木七沖さんの企画・主催イベント

「10年後の食卓」に参加しました。

 

本日のお食事 淡路島でシェアホームを営むあきちゃん作

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主催の鈴木七沖さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのイベントで、心に響いたお話しをシェアします

~・~・~・~・~・~・~・~・~
進化の失敗作と言われた

ナマケモノに惚れこんで

どうして繁栄しているのかが疑問で

専門家を捜しても、当時専門家がいない。

パナマのスミソニアン研究所に

ナマケモノと専門家がいると聞き

パナマのスミソニアン研究所に行くと

椰子の木をゆっくりゆっくり登る生き物

そして、唯一の専門家は学者を辞めて

路上でミュージシャンになっていた。

ぼくは、その話とナマケモノの姿に感動して

そうだ!ぼく、ナマケモノになるんだ!!と

ナマケモノ倶楽部を設立したのが約20年前の

文化人類学者 辻信一先生のお話しを

主催 鈴木七沖さんの「10年後の食卓」イベントで

聴きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(この姿から、愛しか感じないと辻先生談 辻先生が撮られた写真)

子ども心満載のお話しの内容は多岐に渡りますが

「星の王子さま」のお話しが気に入りシェアします^_^

以下、辻信一先生のお話しです。

Slowには、繋がりという意味があるんだよ。

繋がりってね、時間によって育まれるのです。

「星の王子さま」にもこんなお話しがあるんです。

キツネは言った。

友だちになろうよ。

すると、王子さまは答える。

いやだよ、友だちなんかなりたくないよ。

だって友だちになったら、

別れる時に辛いだろ

そして、別れの時がくる。

友だちになったキツネと別れる時に王子さまは言った。

ほらみろ、こんなことなら

友だちにならなきゃよかった。

ぼくは悲しいよ、後悔している。

するとキツネは言った。

そうかなぁ、ぼくはそう思わない。

だって、きみがいなくなってもこれからは、

以前は何の意味もなかった麦畑が

風になびくたびに、君の金髪を思い出す。

つまりね、

友だちになるってことは

世界を豊かにするし

意味がなかったことが

そこに意味がうまれるということなんですよ。

そしてね、

そこにキツネは哲学者でね、付け加えるんです。

教えてあげるよ。

どうして、きみが

きみのバラの花を大切に思っているかを

それはね、きみがそのバラの花のために

時間を無駄にしたからだよ。

つまりね、キツネの愛の定義はね

相手のために時間を無駄にすることなのです。

どうでしょう、みなさん。

自分の子どものために

時間をいっぱい無駄にしているでしょう。

一方で、僕たち現代人は時間を無駄にしていると

いけない、こんなことしてちゃ

とイライラしてくるでしょ。

だけどね、愛と効率化は正反対だと思います。

愛は効率化できないんですよ。

スローライフというのは、

時間を大切なことのために無駄にするということ。

一番大切なことって、生産性はないですよ。

スローライフっていうのは

愛なんですよ、

愛をそのまんまに抱きしめるんです。

人間は、子どもである。

いつまでもいつまでも

遊び心と学び心にあふれて

好奇心と可能性をもって

最後の瞬間まで生きる。

そこに、希望がある

これが、人間の本性

今、人間の本性に還る時代だ。

辻信一先生HP こちら

主催 鈴木七沖さんHP こちら

テーマ「10年後の食卓」イベントページ こちら

 

心に響いた言葉メモ

壁を作って圧しこめた方が世界が狭くなり

圧しこめられた方が知性が深まり、世界が広くなる。

虐げられた人たちの視点を1つでも

自分のものとすると豊かになる

本当にそうだなぁ

「飛び出し君」の出会いと視点は

確かにわたしの世界を広げてくれた

「飛び出し君」のお話しはこちら

ABOUT ME
ペンギン先生
ペンギン先生 愛知県在住。元小学校教員。 学級崩壊のクラスを受け持ち、「面倒くさいし」「やりたくないし」「出来ないし」という子ども集団を目の前にして、「何とかしたい」「道を拓きたい」と懸命に試みていたあの頃の私を思い出しながら書いています。 自己肯定感の低い子ども達や家族の心の闇に直面し、「子ども達一人ひとりに、必ず1つは『天才のたね』がある!」「温かな家族のようなクラスにしたい!」という想いを心の灯火に、試行錯誤しながらも課題に1つ1つ取り組み、全国平均76%よりも低かった子ども達の自己肯定感が担任していたクラスでは97%へと向上しました。 このブログを通じて、子供達の可能性を信じる気持ちが波紋のように大人たちに広がることを願っています。

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