1つの勇気

今回は、「飛び出し君(T君)」の対応で懸命だった私に

「先生、T君にチクチク言葉を言われて心は傷つかないの?だいじょうぶ?」

と気にかけてくれたY君のお話

 

Y君は、係を決めるときに

悩んで決められない男の子

悩んで、悩んで選べない

 

保育園から一緒の友達は

「いつものことだよ」

と言っていた

 

何とか決めた係なのに

「やっぱり変える」

と言って、次に選んだのは号令係

自分で選んだ係なのに、

「違う」

と言って泣き出した

 

「どうしたの?」

と理由を聞いても、

上手く伝えられないその時の気持ち

「誰か分かる子いる?」

とみんなに聴いてみた

 

すると、ある子が教えてくれた

「選んだ時は大丈夫って思ったけど、

決めたら出来るか心配になったのだと思う」

 

泣きながら男の子がコクリとうなずいた

 

確かに、彼は

「先生、これでいい?」

「先生、失敗しない?」

と、やる前から確認しにくる慎重なところがある子……

 

「そっかぁ、ちゃんと出来るか心配なのね。

失敗したっていいじゃない、

友だちがきっと助けてくれるよ、大丈夫だよ」

と、言ってみた。

 

ひとしきり泣いた男の子

しばらくして、言いにきた

 

「先生、ぼくね、やってみる。

やってみて、後から

やってみてよかったって思いたいから」

 

今日は、初めてのお仕事の日

授業の始まりの挨拶が

その子のお仕事

 

号令をかける直前に

「がんばって」

と、小さな声が重なった

 

そしたら、大きな号令の声

 

とっても小さな一コマだけど

勇気が出せたその瞬間は

ずっとずっと心の中に

 

きらり輝く子どもの心

まるで冬の夜空の星のよう

幸せな気分を皆さんへ

 

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