ペンギンのお庭

シューマッハ・カレッジでの学び①〜感謝から始める〜

2020年3月緊急事態宣言

全ての活動は一旦ストップ。

誰かの作ったシナリオに従って、

自分の意思に関係なく

無理矢理、踊らされているうちに

知らず知らずのうちに諦めや無力感が蓄積されていく。

閉塞感に満ちた息苦しい世界に

風穴を開けたい、突破したい。

そんな気持ちを悶々と抱えていた2021年夏。

イギリスのトットネスにあるシューマッハ・カレッジと

千葉県いすみ市にあるブラウンズ・フィールドを

オンラインでつなぐリトリート記事に目が留まった。

GCIで出会ったゆるやかなつながりのある友人が

記事をシェアしていたのだ。

権威とは一線を画す

平和活動家サティッシュ・クマールが

経済学者シューマッハの思想を受け継いで

創立した大学院大学シューマッハ・カレッジ。

ガンジーの思想の流れをくむ

サティッシュ・クマールのエッセンスを

日本に居ながら学べる機会に

わたしは直感で参加申し込みをしていた。

その後、いすみ市ブラウンズ・フィールドに滞在して学ぶか、

自宅にてオンラインで受けるかを迷った。

感染拡大を防ぐためのStay Home

人に会ったらSocial Distance

日々、メディアを通して繰り返し聞いているうちに

人への恐れが潜在意識に埋め込まれて、

見知らぬ人たちと共に滞在することへの

躊躇が芽生えていたのだ。

頭で考えても、迷うばかりで

いい考えは浮かばない。

そんな時には考えるのを一旦やめて、

気分転換にお店CASAにふらりと立ち寄り

そこでどうするかを決める事にした。

スペイン語で「家」という意味のこのお店は、

地域の中でつながりを生む

貴重な役割を担っている。

家の中でも分断が進む世界的な混乱を経て

新たな秩序のもと世界が再編成されたとしても、

必ずその世界にはつながりを生む家(CASA)が

あってほしいとの想いから、

ずっと通い続けていた場所の一つだ。

CASAに入ると、右手に本棚があり、

そこに目新しい雑誌が置いてあった。

わたしは、その雑誌をふと手に取り、

深呼吸をして、ページを開いた。

いまなお「スモール イズ ビューティフル」

シューマッハの言葉が目に飛び込んできた。

「ありがとう、宇宙!」

わたしは観念して、いすみ市へ行くことを決めた。

「シューマッハ・カレッジでの学び②〜世界の痛みを大切にする〜」へ続く

関連記事 

人の幸せを前提に考える「新しい経済学」を学べる世界でたった一つの大学院。イギリスのトットネス「シューマッハ・カレッジ」ってどんなところ?

ブラウンズ・フィールド

ABOUT ME
ペンギン先生
ペンギン先生 愛知県在住。元小学校教員。 学級崩壊のクラスを受け持ち、「面倒くさいし」「やりたくないし」「出来ないし」という子ども集団を目の前にして、「何とかしたい」「道を拓きたい」と懸命に試みていたあの頃の私を思い出しながら書いています。 自己肯定感の低い子ども達や家族の心の闇に直面し、「子ども達一人ひとりに、必ず1つは『天才のたね』がある!」「温かな家族のようなクラスにしたい!」という想いを心の灯火に、試行錯誤しながらも課題に1つ1つ取り組み、全国平均76%よりも低かった子ども達の自己肯定感が担任していたクラスでは97%へと向上しました。 このブログを通じて、子供達の可能性を信じる気持ちが波紋のように大人たちに広がることを願っています。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です