天才のたね

「小さな映画上映会」を開催して~始まりはいつも心が動かされたことから~

わたしの中の真実

何かを始めるときは
本当に自分が感じたこと
真実、心を動かされたこと
そこから出発することが大切
そして
たとえ小さなことでも
たとえそれが「ハチドリのひとしずく」でも
やってみること
やってみたら
感じること、
心が動かされることから始まる展開は
自分の頭で考えることよりも
広くて大きくなる

これは、15分の動画を見て心底心を動かされ、「みつばちと地球とわたし」の名古屋上映会を開催した時に、わたしの中にある真実として気づいたことです。

「ハチドリのひとしずく」とは、ちいさな力の大切さを教えてくれる、南米アンデス地方のお話しです。

森火事に一滴ずつ水を運ぶハチドリに対して、森から逃げた動物たちは「そんなことして何になるのだ」と笑います。ハチドリは「私は、私にできることをしているだけ」と答えました……。

(引用 「ハチドリのひとしずく いま、私にできること」より)

「小さな映画上映会」開催のきっかけと展開

小さな映画上映会開催のきっかけとなったのは、あるお母さんとの出会いでした。

岐阜の田舎(可児市)になぜこんなにも素敵な潤い女子達がいるの?の一人、

あやりんとの会話で「感じる会」を開催したいなぁという想いを抱いた頃にわたしは、ある女性に出会いました。お子さまのことをどう受け入れたらいいのか、そして、これからどうしていったらいいのか、大混乱中のお母さんでした。わたしの信頼する先輩先生と一緒にお話しを聴いてみると、心の内にある自己否定や苦しみをたくさん抱えていました。本当はとても素晴らしい方なのに、心の中ではあんなにも自分を責める気持ちや自分自身を否定する気持ちを抱えてみえて、ご自身の存在価値を感じていないのだ!という事実に衝撃を受けました。

あなたは素晴らしいよ!あなたは大切な存在だよ!と言葉でどれだけ伝えたとしても、ご自身がご自分の存在価値を感じられなければ納得しません。いったいどうしたものかなぁ!と、いつものようにお空を見上げたら、、、、ひらめいたのです!

わたしは、大学生の頃に観たい映画があれば、青春18切符で夜行列車に乗って東京まで観に行っていたぐらいの映画オタク!今まで観たことのある映画の中で1番、あなたは大切な存在だよ!と伝えているのはドキュメンタリー映画「1/4の奇跡」だ!「感じる会」を開催しよう!

配給元NPO法人ハートオブミラクルに連絡し、おかげさまで3日後には、小さな映画上映会を開催しました。その時は1名のご参加でした。それから合計23回開催し、71名の方に映画をお届けました。

開催方法は自宅での上映会のため、お友だちかお友だちのお友だち限定としました。今年の4月に入り、わたし自身がバタバタとしているので、小さな映画上映会は一旦お休み中とさせていただいています。楽しみにしていただいていた方々ごめんなさい。

上映した映画は

1月「1/4の奇跡~本当のことだから~」 

2月「宇宙の約束~いのちが紡ぐ愛の詩~」              

3月「日本一幸せな従業員をつくる」  

5月に1回だけ 「銀河の雫~はじまりはひとつ~」 

配給元NPO法人ハートオブミラクル

合計24回、71人の方々にご参加いただきました。開催をすると、参加された方一人ひとりがそれぞれの本当や大切なことに気づいていかれました。そして、嬉しいことに参加された方々の中から、映画上映会とご飯会を始められる方が現れたのです。

おやこカフェHOCCOさん 

くればやしあきこさん 「美味しいごはん」でご縁を深める上映会

一緒にご飯を食べること、感じたことをそのままお話しできること、大切なことが大切な方々へと広がっていくことがとても嬉しいです。広がれ~!!!!!!

あるお母さんの想い

ドキュメンタリー映画「日本一幸せな従業員をつくる」を観た後で、こんなお話しをされた方がいました。

介護施設に発達障がいを抱える方が働きに来ることになり、その方のことを上司が「今度、来るヤツは使えないヤツだ」と言ったのを聞いてしまいました。

「だけどね、お風呂の掃除の時にその子はとても小さなカビも見つけて2時間かけて掃除ができる子なの。だからね、わたしはその子にね、『ありがとうね』『できたね』って伝えます。上司に向かっては言えないけれど、職場で1番優しそうで、話を聞いてくれそうな人にお話ししたら、その人も『ありがとうね』『できたね』と言ってくれるようになったのです。ただ、お風呂のお掃除に2時間は仕事だとかけてはいられないから、今は1時間だよってしています。職場が少しずつ温かくなるといいなと思って」

わたしはお話しを聞きながらふと、「その方のいいところを見つけてみえるのはなぜですか。」と聞いてみました。

すると、ハッとした表情をうかべられた後で涙を流され、「わたしがこの子にするように、わたしの子どもが社会に出た時に出会った方々がしてくれるといいなと思って。わたしの子どもを受け入れてくれる優しい社会であってほしい。」と、心の奥底にある想いに気づかれ、お話しされたのでした。

容易ではない毎日を過ごしているその方の背景と、その方の言った言葉とやったこと。わたしはその方のお話しを聴きながら、社会を優しくしているのはお母さん達の子どもへの愛だなと感じた瞬間でした。

おわりに

小さな映画上映会にご参加いただいた山口マリさんが、近藤玲子さんとの共同主催で、6月20日名古屋にて映画上映会を開催していただくことになりました。ありがとうございます。

ドキュメンタリー映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」を一緒に観て、一緒にご飯を食べて、心の深いところで感じたことをシェアする会です。わたしも参加いたします。

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ABOUT ME
ペンギン先生
ペンギン先生 愛知県在住。元小学校教員。 学級崩壊のクラスを受け持ち、「面倒くさいし」「やりたくないし」「出来ないし」という子ども集団を目の前にして、「何とかしたい」「道を拓きたい」と懸命に試みていたあの頃の私を思い出しながら書いています。 自己肯定感の低い子ども達や家族の心の闇に直面し、「子ども達一人ひとりに、必ず1つは『天才のたね』がある!」「温かな家族のようなクラスにしたい!」という想いを心の灯火に、試行錯誤しながらも課題に1つ1つ取り組み、全国平均76%よりも低かった子ども達の自己肯定感が担任していたクラスでは97%へと向上しました。 このブログを通じて、子供達の可能性を信じる気持ちが波紋のように大人たちに広がることを願っています。

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