3年生3学期 給食の時間のエピソード
給食のデザートは、ミカンゼリー
お休みの子の分があまっていた
クラスのルールは
ご馳走さまの10分前に
食べ終わった子でジャンケンをする
ミカンゼリーを巡って興奮する子ども達
すると、1人の女の子が言いに来た
「私達みんな一個食べたから、英語の先生に一つあげたいの」
今日はたまたま、お弁当持参の英語の先生が
クラスの中で一緒に食べる日
今度は別の男の子が言いに来た
「ミカンゼリー1個あるから、食べていない英語の先生に食べてほしい」
すると、
先ほどまでミカンゼリーを巡って
興奮していた子ども達から沸き起こる
「そうだね、英語の先生に食べてほしい」
という声に
最初は遠慮していた英語の先生も、子ども達の
「食べて、食べて」
に押されて、パクリ
にっこり笑って
「美味しい」
と言った
それを見ていた子ども達も
にっこり笑って
「美味しいね~」
子ども達は、ちゃんと知っている
ジャンケンで勝って、1つ余分に1人で食べるより
分かち合うと美味しいね
みかんのときも、「分けた方が美味しい」と言って
ふさを1つずつ分けていたね
思いやりと優しさは生まれもってみんなもっている
小さな、小さな出来事からの幸せな気分の分かち合い
Photo by Emmy