ミカンゼリーの分かち合い

3年生3学期 給食の時間のエピソード

 

給食のデザートは、ミカンゼリー

お休みの子の分があまっていた

 

クラスのルールは

ご馳走さまの10分前に

食べ終わった子でジャンケンをする

 

ミカンゼリーを巡って興奮する子ども達

 

すると、1人の女の子が言いに来た

「私達みんな一個食べたから、英語の先生に一つあげたいの」

 

今日はたまたま、お弁当持参の英語の先生が

クラスの中で一緒に食べる日

 

今度は別の男の子が言いに来た

「ミカンゼリー1個あるから、食べていない英語の先生に食べてほしい」

 

すると、

先ほどまでミカンゼリーを巡って

興奮していた子ども達から沸き起こる

「そうだね、英語の先生に食べてほしい」

という声に

 

最初は遠慮していた英語の先生も、子ども達の

「食べて、食べて」

に押されて、パクリ

にっこり笑って

「美味しい」

と言った

 

それを見ていた子ども達も

にっこり笑って

「美味しいね~」

 

子ども達は、ちゃんと知っている

ジャンケンで勝って、1つ余分に1人で食べるより

分かち合うと美味しいね

みかんのときも、「分けた方が美味しい」と言って

ふさを1つずつ分けていたね

 

思いやりと優しさは生まれもってみんなもっている

 

小さな、小さな出来事からの幸せな気分の分かち合い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Photo by Emmy

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ABOUT US

ペンギン先生(たかはし あやお) 岐阜大学教育学部を卒業。 ポルトガル語の通訳として南米出身労働者の生活・労働相談に 約10年間携わり、その日々を通して「寄り添うことの大切さ」を学ぶ。 その後、日本語指導員として公立の小中学校を巡回指導していた時に、 外国人労働者の子ども達の殆どが進学を諦めるという現実を知り、 「国籍や家庭環境に関係なく、才能が開花する方法がきっとある」 という想いから小学校の教員に転職する。 最初は学力向上に力を注ぐが、 学級崩壊を体験したクラス担任に抜擢された時に、 不安感が高く、自己肯定感の低い子ども達や家族の心の闇に直面し、 試行錯誤しながらも課題に1つ1つ取り組み、クラスを立て直す。 これらの経験を通して、安心・安全な環境作りの 独自の手法を体系化し、翌年、学校全体に共有化すと、 全国平均76%よりも低かった子ども達の自己肯定感が、 学校全体で86%、担任していたクラスでは97%へと向上する。 また、発達障がいや外国籍児童、生活困窮家庭を背景とする 児童が多くクラスに在籍する中で、 安心感の高いクラスとして心理学(選択理論)の論文の研究対象となり、心理学(選択理論)の大学院教授からは「奇跡のクラス」と称される。 子どもたちと共に過ごした日々を通して、 思いやりと優しさは生まれもってみんなに備わっており、 「天才のたね」も一人ひとりの中に必ずあること、 天才のたねは思いやりや優しさを通して開花することを学ぶ。