ねちゃった春の遠足

「先生、もう明日が楽しみで楽しみでたまらない」 「楽しみで楽しみでたまらないのね」 「嬉しくってたまらないの」 4年生の春の遠足の前日の会話でした。   遠足当日の朝 いつものように教室で子ども達を迎え入れていると、 「先生!遠足のこと考えていたら朝まで眠れなかった」と言いながら、 ワクワクした様子で教室に入ってきました。 ところが… 午前中は、みんなと一緒にはしゃいでいたのに、 公園で […]

イヤだなぁと感じたときに~11才の女の子の智恵~

晴れわたった青空のようにスカッと爽やかな心の女の子に出会いました。 彼女がお友達とお話しをすると、お友達の心にも爽やかな風が通る模様。 いつも朗らかな様子にふと疑問を感じ、聞いてみました。 「嫌だなと感じたり、困ったなと思ったりすることはあるの?」 「そりゃ、先生、学校に来ていたらあるよ」 「あるんだね。じゃあ、嫌だなって感じた時はどうするの?」 すると、女の子が教えてくれました。 「先生、嫌だな […]

まきちゃんの笑顔

「子どもの世話はできません。あの子は全部、自分でできますから」 家庭訪問で初めて出会ったまきちゃんのお母さんはそう言った。 小学校4年生を担任していた4月の終わりの頃だった。   それから半年後の10月… いつもより元気のない様子に「どうしたの」と聞いたら、 「先生、母さんが今度の学習発表会は仕事で来られないって言った」 と、まきちゃんがそう応えた。 「先生から、お母さんに頼んでみようか […]

ミカンゼリーの分かち合い

3年生3学期 給食の時間のエピソード   給食のデザートは、ミカンゼリー お休みの子の分があまっていた   クラスのルールは ご馳走さまの10分前に 食べ終わった子でジャンケンをする   ミカンゼリーを巡って興奮する子ども達   すると、1人の女の子が言いに来た 「私達みんな一個食べたから、英語の先生に一つあげたいの」   今日はたまたま、お弁当持 […]

ふわふわでぽかぽか

「飛び出し君」が転校してきたことで わちゃわちゃが勃発する日々 その中で智恵を絞り 手立てを考え 身につけたことが 子どもの声を「聴いてみる」 子どもが「やってみる」のを「見守ってみる」   すると感じられるようになった 子ども心の優しさと思いやり これは 3年生3学期の最初の頃のお話し   学級委員さんを決めた   選ばれた二人は 学級委員さんが初めてで 笑顔満点の […]

1つの勇気

今回は、「飛び出し君(T君)」の対応で懸命だった私に 「先生、T君にチクチク言葉を言われて心は傷つかないの?だいじょうぶ?」 と気にかけてくれたY君のお話   Y君は、係を決めるときに 悩んで決められない男の子 悩んで、悩んで選べない   保育園から一緒の友達は 「いつものことだよ」 と言っていた   何とか決めた係なのに 「やっぱり変える」 と言って、次に選んだのは […]

「飛び出し君」の春風~「飛び出し君」のつぶやき~

初めて出逢った日 1週間に2時間、教室に居るか居られないかが分からない「飛び出し君」は、 校長室のソファーの上あぐらをかいて、 「大人なんか信じるもんか」と肩をいからせて、 ハリネズミのように体中からトゲトゲチクチクしたエネルギーを放っていた。   転校初日の1時間目が始まって5分後 新しい学校で新しい自分に変わりたい 友だちがほしい 心の奥には小さな小さな望みがあったのに、 「うるせ~ […]

ナミダの居場所

ナミダの役割に気づかせてくれたのは 私が小学校の先生をしていた時 担任をしていたクラスにいた 10歳の女の子まゆさんだった   何でも良くできる姉がいて、 いつも比べられて育った彼女は 10歳にして眉間にシワを寄せては 〇〇君が言う事を聞いて「くれない」 〇〇ちゃんがやって「くれない」と いつも、いつも訴えに来る子だった   内心私は彼女の事を 「くれない星人」と名付け、 まゆ […]

プラスのスパイラル

やる気が全くない子 前担任からの引き継ぎに、 そう書かれていた彼と 4年生の時に出逢った   真夏の動物園の白クマの様に 机にグダっと寝そべり、 授業中、全くえんぴつを持たない 「えんぴつ持たない君」だった   叱っても、なだめても、褒めても 全く無反応 様々な手立てを試しては その無反応にメゲて いやいやまだまだと気をとりなおし また試しても無反応   ノートに赤ペ […]